退屈日記

本や映画、ドラマについて

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「平成のデタラメと昭和の長女」について

くもりのち雨。今日も冷たい湿気。 「早起き」して名駅にでかける。 妹ふたりと昼食にそばなど。 適当に店を選んだところ予想通りうまからず。 そばのくせに梅干しと豆腐を絡めた「タレ」につけて食べる。 出汁も大したものではなく。 その後母親も加わって…

「懐かしい人々」について

くもり。冷たい湿気のある日。 「高平哲郎スラップスティック選集⑤あなたの想い出 ぼくの、そしてみんなの」を読む。 著者と付き合いがあり亡くなった人々の想い出があれこれ。 たこ八郎、成田三樹夫、久保田二郎、林家三平、川谷拓三、小坂一也、淀川長治、…

「女子の生き難さと男子の鈍感さ」について

くもりのち雨。深夜に降ったり止んだり。 濱口桂一郎「働く女子の運命」を読む。 どうしようもない日本の男たちの女子に対する差別を 法律や歴史から描いた作品。 よくも悪くも欧米は「ジョブ型社会=スキルに対応する賃金を払うシステム」であり わが国は「…

「そういうご縁と麻薬としてのカタルシス」について

晴れ。歩くと暑い。 昨夜は老舗バー。 客は自分を含め二組だけだとのこと。 BSのビートルズ特番をBGVにマスターとあれこれ話す。 クインビーと似てきたのか。 どうもその種の「ご縁」に恵まれている模様。 そもそもマスターが高齢であることを思えば クイン…

「結局は人付き合いであること」について

雨。深夜にやや激しくなる。 立岩真也「自閉症連続体の時代」を読む。 発達障害、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症。 それらにあたる症状を持つ人々の在り様とそれ以外の人々との関係について。 「正解」がどこにもない問題をていねいに「腑分け」し…

「味わいふたつ」について

『くもり。夜に少しだけ降る。 「高峰秀子かく語りき」読了。 河野一郎、細川隆元、若尾文子、市川昆、梅原龍三郎、杉村春子、陳舜臣、井上靖、 森繁久彌、円地文子、小田島雄志、吉行淳之介、沢村貞子、石井好子、外山滋比古、 加藤唐九郎、色川大吉、田中…

「高峰秀子」について

晴れ。朝はまだ降っていたのか。 「高峰秀子かく語りき」を読み始める。 長谷川一夫、灰田勝彦、旗一兵、志賀直哉、谷崎潤一郎、中原淳一、宇野重吉、徳川夢声、 谷口千吉、猪熊弦一郎夫妻、木下惠介、鶴田浩二、亀井勝一郎、越路吹雪。 田中絹代、池島信平…

「映画学あるいは怠惰な夜」について

くもりときどき晴れ。やや蒸す。 加藤幹郎「映画ジャンル論 ハリウッド映画史の多様なる芸術主義」を読む。 ①西部劇②道化喜劇映画③スワッシュバックラー映画④ミュージカル映画⑤ファミリー・メロドラマ ⑥ギャング映画⑦スクリューボール・コメディ⑧恐怖映画⑨戦…

「純粋より気軽であることあるいは呪縛」について

くもりのち雨。夜になって止む。 高橋源一郎×SEALDs「民主主義ってなんだ?」を読む。 副題は「まだこの国をあきらめないために」。 要は「常に『まともであること』を目指すのが民主主義」だと。 そのためには「おまかせ」ではなく 国民ひとりひとりが積極…

「環境あるいは幼稚さと美学」について

晴れ。30度超えの暑さ。 今宵は研修で老舗バーはお休み。 「宿題」の木下惠介のDVDをまだひとつも観ていないので とりあえず明日は観ることにしたい。 吉村仁「強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論」を読む。 人類はなぜ狩猟・採集生活をやめて…

「エネルギーとしての『美』」について

くもりのち晴れ。やや蒸す。 遠藤賢朗「コティとラリックの物語 魅惑の香水瓶」を見て読む。 ガラス瓶の魅力を味わう。 個人的にはもっと色鮮やかなものを想像していたのだけれど。 どちらかというと形が中心になっていた印象。 気に入ったものは数点といっ…

「物理+化学+生物+地学=科学であること」について

雨。深夜になって止む。 長沼毅「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」を読む。 高校生たちへの素敵な授業。 こちらも気分は高校生でスイスイと読み進める。 失礼ながら著者が宇宙飛行士になれなくてよかった。 ここには間違いなく「センス・オブ・ワン…

「自分も他人も『天に唾する』こと」について

くもりときどき晴れ。PCが熱を帯びるようになる。 山本夏彦「完本 文語文」を再読。 以前に対談集「浮き世のことは笑うよりほかなし」のタイトルについて 「著者ならこんな不細工なタイトルにはしない」と書いたのだけれど。 あにはからんや本書にそのままの…

「見つけたもの」について

深夜のyoutube。 先日見つけたものをまた観る。 荒井由実&ティン・パン・アレイの組み合わせ。 「きっと言える」の演奏が素晴らしい。 とりわけ後半のガット・ギターとヴォーカルのみのヴァージョンが凄い。 8:25以降。 関連するものも追っていただきたい…

「心地よい伝達」について

晴れのちくもり。だったか。 田丸公美子「パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記」を読む。 途中からうすうす感じてはいたのだけれど 著者がタクシー運転手にソープ嬢と間違えられたエピソードで「再読」だと確認。 敢えてその設定にまかせ高級ソープ店の前…

「『サロン』あるいはマンガも図書館が必要であること」について

くもり。夕方から降り始める。 青林堂編「創刊50周年 『ガロ』という時代」を読む。 マンガ雑誌「ガロ」の歴史。 残念ながらリアルタイムでは一度もお付き合いがないまま。 つげ義春、白土三平、水木しげるを初めとする「才能」の数々よ。 こういう「場所」…

「ファンキーな女子と昔の映画あるいは町ぐるみのカルト」について

晴れ。暑い。 本切れで石川三千花「いきなりハッピー」を古本屋で買って読む。 著者のファンキーさはどうやら世界に通じる模様。 雑誌「クレア」が好ましいセンスを維持していた頃のこと。 中野翠とともに一緒に話したい相手。 今となっては双子も成長してい…

「拾い物と納得あるいは貧困」について

晴れ。真夏並みの暑さ。 昨日も寝る。 身体にまかせるのみ。 妙な時間に目覚めて眠くならなかったのでついつい映画など。 「死霊のいけにえ」(’15)。 監督・脚本・音楽・編集そしてプロデューサーも兼ねたマーク・フラットがなかなか。 4人の女たちの「現…

「誤解と1979年あるいはクドいほどの『資源としての人』」について

晴れ。蒸し暑い。 昨日もまた寝てしまう。 このところどうにもグズグズ。 西成活裕「誤解学」を読む。 コミュニケーションの形式を数式モデルで分析。 著者の努力には敬服しつつまだまだこれからという印象。 勝手ながらもう少し面白いエピソードが欲しいと…

「母と娘あるいは悪女」について

晴れ。だったはず。 斉藤環×田房永子・角田光代・萩尾望都・信田さよ子・水無田気流 「母と娘はなぜこじれるのか」を読む。 女子にある「身体感覚」が男子にはないというのにふむふむ。 「初潮」を初めとする「生理」に多大な影響を受ける者とそうでない者。…

「想像力の貧困あるいはデジタルによる砂漠化」について

『くもり。雨もパラパラ。 吉田満「戦中派の死生観」を古本屋で見つけて読む。 わが国民の必読書「戦艦大和ノ最期」の著者の「遺書」。 その「文語文の味わい」はもう伝えられないのだろう(本書は口語)。 襲いかかる「戦争」という事態をできるだけありの…

「合理性あるいはいかさま」について

晴れ。このところ夜風がやや冷たい。 由良三郎「ミステリーを科学したら」を読む。 ミステリーから捕物帖まで古今のトリックを科学的に見直した内容。 予想通りたいていのものが不可能という当然の結論。 もっともあまりに合理的だと物事はつまらなくなるの…

「素敵な大人とそうはなれない自分」について

晴れ。風強し。 川又一英「ヒゲのウヰスキー誕生す」を古本屋で買って読む。 2年前のNHK朝ドラ「マッサン」のオリジナル・ドキュメンタリー。 単行本は昭和五十七年(1982年)に出されたもの。 三十年以上たってドラマになるのにふむふむ。 大正時代に英語の…

「繰り返し寝た数日」について

『『くもり。夜に少し降る。 昨夜は老舗バーへ。 お客が多くマスターとはゆっくり話せずに終わる。 先回借りたブルーレイディスクが見られなかったことも伝えられず。 今回も借りることになったものの。 ブルーレイディスクドライブなのに見ることができない…