退屈日記

本や映画、ドラマについて

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

3連休その2

くもりのち晴れ。出がけにパラつき深夜にも。 四方田犬彦編「ザ・グレーテスト・ヒッツ・オブ・平岡正明」を読む。 主な著作のキモを抜き取った内容。 編者は「喧嘩の流儀を見よ」と言うのだけれど。 本作は16年前に出ていて著者は8年前に鬼籍に。 「濃いキ…

3連休その1

雨のちくもり。夕方には晴れる。 昨日はまた睡魔に襲われて寝る。 今日から3連休。 とはいえいつものように過ごす。 山田宏一「ヒッチコック映画読本」を読む。 「ヒッチコック トリュフォー 映画術」を買ったのはいつ頃だったか。 学生時代に追いかけた作品…

「バラバラであることと『適応の異常さ』あるいは小さく好ましくまとまること」について

くもり。仕事帰りに少しだけパラつく。 原田誠一編集「適応障害」を読む。 うーむ、要は各人によって見解はバラバラだということか。 「素人」にはその事実がわかっただけに終わる。 本書の一部にもあったように 「異常」に適応することは「異常」であること…

「限界を超えた無知もしくは無恥と人を見る目もしくは笑いのセンス」について

雨のちくもり。ようやく少し梅雨らしく。 適菜収「安倍でもわかる政治思想入門」を読む。 首相の発言の「無知あるいは無恥ぶり」を具体的に描いた内容。 とりあえず彼が「平気でウソをつきそのことに何も感じない人間」だとわかる。 本書がベストセラーにな…

「素敵な作品」について

深夜「蒲田行進曲」(’82)をTVで再見。 もう35年前になるのか。 風間杜夫と平田満がキレキレで松坂慶子が初々しい。 ここでも「妊娠問題」だったかと思った次第。 清川虹子の母親はすべてを飲み込んで。 「銀ちゃんってどんな顔してたっけ、女って薄情ね」 …

「閑古鳥と運に関する物語あるいは水」について

くもり。深夜に降る。 今宵も老舗バーへ。 先週とはうって変って閑古鳥。 BSの石原裕次郎の特番など観つつマスターと映画についてあれこれ。 店を出ると降り出していたのでコンビニで傘を買って帰宅。 そこそこ飲んだもののあまり酔った感じはなく飲み直す。…

「美しい魚たちと人の死」について

晴れ。まずまずおだやか。 「磯魚ワンダー図鑑」読了。 さまざまに美しい魚を紹介してもらってありがたい限り。 もっとも自分で飼育する根気はなさそう。 さて。 世界各地で毎日あらゆることが原因で人は死んでいる。 そこで。 「採り上げられる死」と「そう…

「生き物の不思議さと魅力あるいは『危険な手段』」について

くもり。おだやか。 荒俣宏「磯魚ワンダー図鑑」を半分くらい観て読む。 「観て読む」と言いつつ後者はおざなりに。 知っているものから知らないものまであれこれの魚たちよ。 ハコフグの可愛さやルリスズメダイの美しさ。 あるいは自分と同じくらいの魚を飲…

「深夜の妄想あるいは手をかけること」について

雨のちくもり。思ったほどは降らず。 河合雅雄・林良博編著「動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ」を読む。 人がもっと山と関わっていた時代に 「里山」は人と動物との「入会地」だったというのにふむふむ。 人がいるときには動物は出て来ず人が…

「好ましい語りとなぜか脳内ループする曲」について

晴れ。夜は案外涼しい。 平岡正明「芸能の秘蹟」を読む。 ジャズ、映画、落語、浪曲、新内、歌謡曲、そしてフラメンコなど。 血肉となった知識がライブ感満載で語られる見事さよ。 「語りの調子のよさ」がいかにも気持ちよく 町やライブハウスや寄席、人物た…

「素質や環境を問わない生きにくさ」について

晴れ。今日からクールビズで上着もネクタイもなし。 森口奈緒美「平行線」を読む。 「転校生」が「変光星」になりさらにはアナグラムによって「平行線」に。 「死ね」を「shine=輝け」という言い換えも。 不確定のままの病気に苦しみつつ周囲との軋轢は絶え…

「わかっちゃいるけどということ」について

くもり。夕空が異様にピンク。 ジェーン・スー「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」を読む。 他人から要求される「女性らしさ」を拒む一方 自らはそうもなりたいという「こじらせ方」が興味深い内容。 「男子」からすると「自意識の壁」というかたち…

「想い出」について

深夜。眠くならず。 「ピースパイプ」を久方ぶりに。 かつてクインビーで踊った曲。 友人の結婚式で余興としてやったはず。 当時は身体が動いたらしい。 ダンスに関しては「師匠」がいて なるほど身体はこのように素敵に動くのだと知ったけれど。 とてもマネ…

「トニー賞と『残念な出会い』」について

快晴。空梅雨の影響が出そう。 二週間ぶりの老舗バ-。 今宵は予想以上の盛況でトニー賞の録画をひたすら観ることに。 今年は「ハロー・ドーリー」が中心な模様。 懐かしい名前がちらほら。 ベット・ミドラーの健在ぶりに驚く。 「技術を持つ人々」のパフォ…

「拾い物と刺激」について

快晴。夜は少しだけ寒さも。 高橋弘樹「TVディレクターの演出術 物事の魅力を引き出す方法」を読む。 あまり期待せずに古本屋で買って読んだところあにはからんや。 「映像リテラシー」などもある内容に驚く。 タレントを使わずにいかに魅力的な番組を作るか…

「器の小ささと『定期便』」について

『快晴。朝方は気温が低いらしい。 チャールズ・L・アドラー 「広い宇宙で人類が生き残っていないかもしれない物理学の理由」を読む。 SFの設定を実際の物理学で検証しようという内容。 最後まで著者の趣向にあまり興味を感じないまま終わる。 採り上げられ…

「キレイなものあるいは町の立体化と好奇心」について

快晴。おだやか。 加藤昌一編「ウミウシ 生きている海の妖精」を見る。 字も書いてあるのだけれどほぼ読まず。 ひたすらウミウシの色と形と模様に没頭する。 参考画像はこちらまで。 群青色や鮮やかなオレンジ、優雅な紫や黄色などの「群舞」にうっとり。 本…

「理解されなかった自閉症あるいは自らの『犯罪係数の高さ』」について

快晴。やや風が吹く。 森口奈緒美「変光星」を読む。 オリジナルは21年前に出た「自閉症者の少女期の回想」。 「欠落と過剰」を同時に持つ人のすさまじい人生よ。 「同調圧力」に従わない者への圧倒的な「いじめ」。 「学校」という「集団」の怖ろしさをあら…

「インチキふたつ」について

くもりのち晴れ。心地よい暑さ。 敢えて鶴光太郎「人材覚醒経済」を読む。 なんじゃこりゃと思った次第。 結局何が言いたいのかよくわからない内容。 とりわけ「性格スキルの向上」というのが意味不明。 「育った環境」に支配されるものを「スキル」って。 …

「貧困ふたつと『政治という特殊なジャンル』」について

晴れ。冷房のせいで暑さが判断しにくい。 今宵は研修で老舗バーはお休み。 うーむと思われる内容。 やはりどこか肝心なところで「勘違い」があるような。 図書館の本が切れたので古本屋で敢えてビジネス書を買って読む。 章の最後に「ポイント」を箇条書きに…

「キャラクタービジネスあるいはそれがもたらす『幸せ』」について

快晴。暑さは案外なく。 小田切博「キャラクターとは何か」を読む。 「文化としてのキャラクタービジネス」という視点にふむふむ。 「図像・内面(性格)・意味」という「キャラクターの三要素」にも同様に。 前者二つについてはわかりやすいものの後者がわ…

「好ましいこと三つ」について

くもりのち晴れ。午前中には雨も。 高橋秀実「人生はマナーでできている」を読む。 確かな資料に裏打ちされつつそれが「論文」のように「尖っていない」のは 著者が実際に「身体を張っている」からだろう。 「はじめに」にあった言葉「Watch your manners=…

「森林飽和とソーシャル物理学あるいは先達の回復を望むこと」について

雨。一日中そぼ降る。 昨日は強烈な眠気に襲われ撃沈。 太田猛彦「森林飽和 国土の変貌を考える」を読む。 実は江戸時代の山々は案外「はげ山」だったり。 現在のように燃料も建築素材もなかったせい。 現代は歴史上まれにみる「豊かな森」のある時代らしい…

「『床屋政談』と『職人』」について

快晴。おだやか。 日本再建イニシアティブ「民主党政権 失敗の検証」を読む。 政権交代を謳い望みながら何の「実力」もないままそれが成功した結果。 必要以上の「失望」を生み出したという「悲喜劇」よ。 そしてその後「民進党」が大した総括もなく誕生。 …

「侮辱もしくはうんこまみれのパラダイスであること」について

快晴。やや風が吹く。 白井聡「永続敗戦論 戦後日本の核心」をようやく読む。 「第一章第一節」のタイトル「私たちは侮辱のなかに生きている」が ほぼ本書の「すべて」だと言ってもいいほど。 未曾有の震災と原発事故に際して政府は人々を救おうとはせず 電…

「侮辱もしくはうんこまみれのパラダイスであること」について

快晴。やや風が吹く。 白井聡「永続敗戦論 戦後日本の核心」をようやく読む。 「第一章第一節」のタイトル「私たちは侮辱のなかに生きている」が ほぼ本書の「すべて」だと言ってもいいほど。 未曾有の震災と原発事故に際して政府は人々を救おうとはせず 電…

「閑古鳥と音楽の起源あるいは交渉人」について

晴れ。今日もやや風強し。 今宵も老舗バー。 店は閑古鳥が鳴き。 途中から地元で有名な女性ジャズシンガーが来店。 以前マスターと「喧嘩別れ」しているのを目撃していたのでヒヤヒヤ。 もっともそれは杞憂でいつのまにか「良好な関係」に。 坂本龍一と福岡…

「粘菌あるいは脂肪ちゃんとそのふたつを混ぜたような人」について

快晴。風強し。 中垣俊之「粘菌 その驚くべき知性」を読む。 「粘菌」と言われて思い出すのはやはり「南方熊楠」。 幼い頃「大学やめてもへっちゃら」という課題図書を読んだことを思い出す。 身なりも気にせずおにぎりにたかったアリもかまわず食べてしまう…

「理不尽に晒されることの重要さあるいは敢えてする『説教』」について

くもり。深夜に一時雷と雨。 阿川佐和子「叱られる力 聞く力2」を読む。 ある種の「理不尽」に晒されることによって さんざん泣かされながらも対処法やユーモアが生まれること。 実は本書を借りようかどうかやや迷ったのだけれど ちょいとめくってみたページ…

ふたたび有給休暇3

くもり。蒸し暑い。 中村桃子「翻訳がつくる日本語 ヒロインは『女ことば』を話し続ける」を読む。 明治以来の「翻訳文化」の中で 「日常」ではなく「フィクション」の中で「女ことば」が維持されているという指摘。 言われてみればなるほど。 「男ことば」…