退屈日記

本や映画、ドラマについて

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

偏りのある読書

雨のちくもり。暑さなし。 斎藤美奈子「それってどうなの主義」を読む。 脂の乗った時期が過ぎたのか 内容が薄くなってきた感じでややツライ。 立花隆「滅びゆく国家」を読む。 中国侵略についての日本の歴史に関する話以外は 政治家の健康面と「陰謀説」に…

時空感覚

快晴。暑さに慣れる。 空き時間に喫茶店で読書しながら30分ほど眠り 仕事場に戻る。 明治期の探偵小説を読んでいたせいか 喫茶店にいたのがはるか遠いことのように思える。 何が「現実」で何が「非現実」なのかは 区別がつかないというのが「正解」だけれど…

ここぞとばかりに

快晴一時雨。 「傑作短編集 露伴から谷崎まで」を読む。 半分過ぎたところだが露伴の「あやしやな」と 作者不詳の「名人藤九郎」がいい。 明治の美文調は最初こそやや新鮮だが 途中からどんどんうっとうしくなってくる。 ローウェル・シャーマン「濁流」を観…

さまよう一日

快晴。気温が下がったものの汗は止まらず。 ドトールで長谷川四郎を読む。 林不忘・谷譲次・牧逸馬の三つのペンネームをもった兄の弟。 大陸の茫洋とした雰囲気と 軍隊のバカバカしさが乾いた筆致で描かれている。 午後マンガ喫茶で「Death Note」を読む。 …

盆のあと

快晴。猛暑の後にかすかな秋の気配。 山田風太郎「同日同刻」を読む。 開戦の12月8日と敗戦の8月15日を 作家を中心とした記述でまとめた作品。 広島・長崎の惨状に涙が出る。 人種差別が生んだ原爆投下は怖ろしい。 ジョゼフ・L・マンキウィッツ「女相続人」…

蒸しそう、もしくは無思想

猛暑。外にいるとおかしくなりそう。 そもそも「盆」とは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という サンスクリット語から来ている。 しかし不思議なのは厳密な仏教徒でもない 多くの日本人がこの時期を休みとしていることだ。 様々な共同体的なものが崩れてしまった…

くもりときどき晴れ。夜暑し。 今年も「裸族」になる季節到来。 ほのかな風にわずかな涼を求めるのみ。 生活のリズムが変わったせいか DVDを観ると眠気がきてしまうのが哀しい。 ジョゼフ・L・マンキウィッツ「記憶の代償」を観る。 戦争で記憶を失った元探…

生活のない人

曇りときどき雨。風強し。 考えてみれば学生以来 「生活」と呼ばれるようなものをしていない。 もちろん適当に仕事をして適当に遊んではいるものの そうした時間はとても「生活」と呼べそうにはない代物だ。 そうだからこそ なにか実質のある「生活」といっ…

およそ90分であるということ

快晴。夜になってやや暑し。 ジュールス・ダッシン「深夜復讐便」を観る。 騙された挙句事故に遭わされ両足を失った父のため 騙した青果問屋を相手に きちんとした「商売」をやって見せる息子のお話。 リー・J・コッブの憎らしさと 「港の女」ヴァレンティナ…