退屈日記

本や映画、ドラマについて

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「気を抜いたこと」について

雨。だったはず。 昨日終わった仕事の「忙しさ」のせいと 声が出なくなる風邪の症状のせいでご無沙汰。 永井荷風「あめりか物語」を読む。 今から一世紀ほど前の若者が「新世界」を見物したあれこれ。 いささかロマンチックで後に「濹東綺譚」を書いた著者に…

「すれ違いと若さ」について

晴れ。しんしんと冷える。 「貝殻追放」一巻目ようやく読了。 図書館で確認したところ都合三巻だったのだけれど 二巻目がまた野太いこと。 若い女子がいとこの彼氏からお菓子を詰めた箱をもらったことを話してくれた。 彼は彼女にお金をかけたカバンを贈り彼…

「様ざまであること」について

くもり。厳密に言うと晴れなのか。 午前に野暮用をすませて束の間昼寝。 その後図書館へ行き帰宅。 映画女優香川京子に関する本を読むもののいかにも大雑把な紹介でやや残念。 むしろインタビューの方が好ましい感じ。 とはいえさまざまな名監督たちの作品に…

「ひとりよがり」について

雨のち晴れ。日が暮れるのがまだ早い。 貧乏ヒマなしで年末も忙しいこと。 普段から遊んでいるようなものだから仕方ないか。 二日間だけだが早起きもしなければならない。 実はそれが一番憂鬱だったり。 相変わらず腕の悪い歯医者にも通っていて 今度の予約…

「明澄と薄暮」について

晴れのち雨。また帰りに降られる。 「貝殻追放」を読み進める。 淡々とした描写と鋭い観察が好ましい。 いわゆる「小説」よりよほど小説らしいところもある。 おぼろげな記憶によればあと三巻あるはずなので 当分じっくり味わえそう。 およそ一世紀を隔てた…

「脱すること」について

晴れ。そこそこ冷える。 久方ぶりのソウルバー。 マスターが「鼠径ヘルニア=脱腸」になったことを知る。 手術その他で病院に三泊四日だったらしい。 とりあえず大事に至らずめでたいことだとしておく。 「快気祝い」のつもりでニューボトルを入れる。 今宵…

「時代の要請」について

晴れ。冷える。 「トポロジー」に歯が立たなくなったので 池田信夫「原発『危険神話』の崩壊」を読む。 チェルノブイリは「放射能被害」による死者という観点からすれば「大災害」ではなく 3・11も津波による死者の方が圧倒的に多いので同様のことが言える。…

「それぞれの『進化』」について

くもり一時雨。今日は降られずに済む。 「トポロジーの世界」を読み進める。 ほぼ意味不明な部分を適当に流しつつ 脳のニューロンの働きを点に置き換えるという考えに驚く。 「量子コンピュータ」についてはあまり知らないが その異様な計算処理能力が何をも…

「輪の外にいるということ」について

晴れ。それほど寒さはなく。 夕方から仕事場の飲み会にでかける。 飲み放題食べ放題で3500円という設定。 焼酎の種類が少なかったのでジンをロックで飲む。 今宵は意識的にあれこれ食べて「正気」を保つ。 一見ふざけているような態度をとる若い男子の「真面…

「うそぶくこと」について

雨。今日も帰りに降られる。 野口 廣「トポロジーの世界」を読み始める。 久方ぶりに頭を使った気がするものの その理解たるやいささか心許ないと言わざるをえず。 ついつい飛ばし読みしたくなる誘惑に耐えつつ できるだけ地道に読み進めることにする。 「わ…

「リフレイン」について

晴れ。ただし帰りに降られる。 「うほほいシネクラブ 街場の映画論」読了。 かつて和田誠の「お楽しみはこれからだ」というシリーズによって いっそう映画が好きになった記憶がある。 彼はある時期以降のゴダールを「敬遠」しているようだったけれど著者も同…

「見ること」について

晴れ。青空と日差しの暖かさ。 内田樹「うほほいシネクラブ 街場の映画論」を途中まで読む。 あれこれの映画についてそういう解釈もあるかと思いつつ それぞれの作品を思い出すのが楽しい内容。 今のところゴダール「彼女について知っている二、三の事柄」に…

「冗長性」について

晴れ。日中は暖かいが夜に冷える。 青木直史「冗長性から見た情報技術―やさしく理解する原理と仕組み」を読む。 久方ぶりのブルーバックス。 ちょいと新しいことは教えてもらったけれど面白いかというと微妙。 「仕組み」をあれこれ説明してくれるのはありが…

「大言壮語すること」について

晴れ。寒さはやや緩む。 「定本 アニメーションのギャグ世界」読了。 この種のものもまとめて「ライブラリー」になり 誰もが観られるようになるといいのに。 とりわけ幼い子どもたちとかつて子どもだった大人たちのために。 「文句なしに笑えること」の重要…

「そうだったのか」ということについて

晴れ。朝に雪が降るが午後に溶ける。 森卓也「定本 アニメーションのギャグ世界」を読み始める。 「笑いの大本」がこんなところにあったとは。 もっと早く読むべきだったと悔やまれる内容。 バスター・キートンもマルクス兄弟にもできない「反物理ギャグ」と…

「複雑さ」について

晴れ。小雪が舞う。 斎藤環「母は娘の人生を支配する」を読む。 女子は男子と異なり「身体」を持っていること。 母と同性である娘は「身体」と「言葉」で縛られる模様。 「異性」である「父親」と違って 母親を否定することは自分を否定することになりかねな…

「人間=妖怪もしくはアンドロイドであること」について

晴れ。風強く冷える。 本は持って出たものの読まずに終わる。 いつもと違うペースでいささか不調な気分に。 とはいえいざ仕事が始まるといつもの調子に戻る。 「下手な考え休むに似たり」か。 深夜テレビ欄で「妖怪人間ベム」の文字を見る。 ボニージャック…

「『陰謀史観』と『幸福な妄想』」について

晴れ。冷える。 秦郁彦「陰謀史観」を読む。 「理性」によって何度否定されようとも繰り返しよみがえるもの。 それは「自分の思いが叶わないのは他の何者かのせい」だという「弱者の望み」であったか。 「邪魔するもの=敵」を見つけることで 「自らの不幸」…

「あまりに弱い者たち」について

くもり。晴れ間ものぞく。 古市憲寿「希望難民御一行様 ピースボートと『承認の共同体』」を読む。 社会学者たちのスケッチを背景に 「セカイ型」「文化祭型」「自分探し型」「観光型」と「現代の若者」を分類。 「あとがき」で本文に全く登場しなかった自分…

「触発された思い出」について

くもりのち晴れ。寒さは緩む。 「藤枝静男随筆集」読了。 最後は骨董と妻の遺骨の話。 とりわけ杓子定規な相手に静かに怒る後者が印象に残る。 引き続き矢野健太郎「数学の考え方」を読む。 数のかぞえ方から始まって位相幾何学や集合論まで。 歴史に沿って…

「勝手なおすすめ」について

晴れ。風強く冷える。 昨日は長谷川きよしを久方ぶりに見る。 名曲「別れのサンバ」のギターはずいぶん柔らかくなった印象。 かつて売れた後で「盲目であること」を取沙汰されるのに嫌気がさし 函館でマッサージ師をしていたことを初めて知る。 最近はひとり…

「友情」について

晴れ。おだやか。 「藤枝静男随筆集」を途中まで読む。 小説の方は少しだけ読んだことがある。 澄んだ空気の中で不思議な猥雑さを感じたような記憶があるのみ。 文芸評論家の平野謙、本田秋五と仲がよかったのは初めて知った。 「明治生まれの青春」とはこう…

「言葉」について

くもり。冷える。 焼酎とドレッシングを買いに自転車で出かけた以外はひきこもり。 今日はひどく寒かった。 片岡義男「日本語と英語 その違いを楽しむ」を読む。 どうやら日本語は主語と動詞があいまいな模様。 「誰が何をするのか」についてそうなると「責…

「正解がないこと」について

くもり。コート着用だとやや暑い。 「団塊ひとりぼっち」読了。 後半は中年男性の髪の毛と性のお話。 それぞれに悩ましいことは事実だろうが「正解」は必要ない。 ここでは他人がどうしようと好きにすればいいだけ。 本人が意識するほど「他人の視線」は自分…