退屈日記

本や映画、ドラマについて

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「なぜか許せないことふたつ」について

晴れ。だったはず。 墓参りに行く。 案外多くの人々が来ていることを確認する。 「残念な叔母」ともしばしお付き合い。 下の妹の子どもと喋り方が似ていると言われる。 向こうが勝手に似たということで。 「バカなオヤジ」が許せんと思う一点が譲れないのは…

「自転車に乗ることと昆虫を材料に『当然』を知ることあるいは『ひまつぶし』と亡き父親を思い出すこと」について

晴れときどきくもり。日が暮れると冷える。 久方ぶりに自転車に乗る。 喫茶店で読書した後にしばし走る。 足の筋力が相当衰えている事実を噛みしめつつ。 港にはカップルや家族連れなどの姿が。 「どん突き」まで行って海を見てみたりする。 コートのファス…

「忙しない年の瀬と人と動物のお付き合いあるいは香港の歴史と現在」について

晴れ。やや風が吹く。 上司からの連絡で仕事納めの日に地下鉄が止まったことを知る。 仕方なく行ける駅まで行ってタクシーを探す。 寒風の中しばし歩くがなかなか見つからず。 こりゃダメだと思っていたところでようやく捕まえて。 結局ギリギリセーフとなる…

「コケのあれこれあるいは『カワイイ』の違い」について

くもりときどき雪。夜になって晴れる。 秋山弘之「苔の話」を読む。 「コケ植物の生活史戦略」は以下の5つ。 逃亡者・植民者・一年性定着者・多年性定着者・安定的定住者。 まあいろいろな暮らし方がある模様。 著者は「戦略」という言葉はあまり好まないよ…

「圧倒的な美しさと複雑な国の風土」について

くもり。帰りに少し降られる。 海野宏「ハリー・クラーク アイルランドの挿絵とステンドグラスの世界」を見て読む。 挿絵の魅力もさることながら ステンドグラスの色彩の素晴らしさに圧倒される。 「綺麗」というのはこれらの作品に対して使われるべき言葉だ…

「好ましい役者と『戦争孤児』の悲惨」について

くもりときどき晴れ。やや風が吹く。 西田敏行「役者人生、泣き笑い」を読む。 リアルタイムで知っているのは「カバ大将」と「池中玄太」くらいから。 思えば「探偵ナイトスクープ」の局長も長い。 残念ながら「釣りバカ日誌」のシリーズは全くの未見。 「ゲ…

「王がいる仕組みと文化を象徴する『歌謡史』あるいは『思想の不在』による不安と『博奕打ち』」について

『晴れ。今日もおだやか。 老舗バーは店自体がお休みのよう。 いちおう電話をかけてみたものの留守電にもなっていず。 いささか心配ではあるけれどまあ大丈夫だろう。 エティエンヌ・ド・ボエシ「自発的隷従論」を読む。 王が王であり続けるのはそれを認める…

「アーティストにおけるミューズの存在あるいは『意気に感じること』」について

晴れ。おだやか。 ジル・ネレ「ルーベンス」を見て読む。 かの画家に外交官としての手腕があったことを初めて知る。 もっともそれは「愚昧な王たち」のせいで「平和」には活かされず。 最近ではパリコレのモデルたちも「やせすぎ」は禁物のようだけれど 「ふ…

「キノコとカビに学ぶこと」について

『晴れ。寒さはそれほどでもなく。 深澤遊「キノコとカビの生態学 枯れ木の中は戦国時代」を読む。 「木材腐朽菌」の材腐朽の仕方はそれぞれに。 白色腐朽・褐色腐朽・軟腐朽・糖依存の4種類だとのこと。 セルロースやヘミセルロースを糖に分解してそれをエ…

「富裕層あるいは現実を反映しないマスメディアの『いかさま』」について

晴れ。昼は暖かく夜にやや冷える。 ガブリエル・ズックマン「失われた国家の富 タックス・ヘイブンの経済学」を読む。 最近では「パナマ文書」で有名になり富裕層の「脱税ぶり」が明らかになったけれど ジャーナリストが殺されアイスランドやパキスタンの首…

「人工知能に関するあれこれあるいは今さらながらの『実存』」について

晴れときどきくもり。本格的な寒さはまだ訪れず。 荒木健治+ジェプカ・ラファウ+プタシンスキ・ミハウ+ディバワ・パヴェウ 「心を交わす人工知能 言語・感情・倫理・ユーモア・常識」を読む。 北大ではポーランドとの「交流」がある模様。 この種の「ご縁…

「画一的な教育の無駄と『知恵をもたらす技術の伝達』」について

晴れ。案外冷えず。 上野千鶴子「サヨナラ、学校化社会」を読む。 15年前の作品だけれど現在でも通用する内容。 それがいいことなのかと言えば微妙だけれど。 川喜多二郎が創ったという「KJ法」にふむふむ。 渾沌の中から情報を立ち上がらせるには格好の方法…

「古典を読むこととあまりな冤罪を生む検察のショボさと微妙さあるいはかつてのスリル」について

晴れ。今季初めてセーターとコートを着る。 再読だと気付かず小林よしのり「民主主義という病い」を読む。 著者の解釈が「正しい」のかどうかは別の話。 「『古典』を読む」という具体的な作業がなされた上であれこれ考えているのかどうか。 そのことを問題…

「いささかのアームチェア・フィッシングとサッカーにおける『国籍の無意味さ』」について

晴れ。夜にやや冷える。 井田齊・奥山文弥「サケマス・イワナのわかる本 改訂新版」を見て読む。 冒頭に魚たちの写真があるので実物がわかりやすい内容。 「オーパ!」シリーズを書いた開高健を知っているとさらにグッド。 骨だけの写真が興味深いところ。 …

「透明感と色彩あるいは物語の豊かさ」について

晴れ。今日も寒くはなく。 訳編・藤田尊潮「アンリ・ルソー 『次作を語る画文集』楽園の夢」を見て読む。 ルソーの何が好きかと聞かれたら「月夜の透明感と色彩」と答える。 どこにもない「冷たいジャングル」も同様に。 画家自身のキャラクターはこの際どう…

「圧倒的な劣化のもたらすことふたつ」について

晴れ。寒さはまた緩む。 「熟議の日」読了。 オリジナルが04年に出ていることを思えば今ではもうこの策はダメかも。 トランプが大統領になる「現実」以前の話ではあるし。 バーニー・サンダースと彼を支持した人々の現況が知りたいところ。 アメリカではあち…

「健全な民主主義を維持するためのコストあるいは層の厚さ」について

晴れ。寒さはやや緩む。 ブルース・アッカマン&ジェイムズ・S・フィシュキン「熟議の日」を第一部まで再読。 「最善」ではないけれど「現在」を思えば「やってみる価値」がある内容。 何より「熟議」によって人々が大金持ちの「宣伝工作」から解放されるのが…

「生きものたちの『戦略』の多様性と複雑さあるいはわれわれの圧倒的な『単純さ』」について

晴れ。昨日ほどは冷えず。 稲垣栄洋「弱者の戦略」を読む。 群れる・逃げる・隠れる・ずらす。 「強さと弱さ」についてあらためて考えさせられる内容。 「生き続けているものこそが『勝者』」であることと同時に 「強者」が実は「弱者」によって「支えられて…

「民主主義などとてもできない『前近代性』と『民度の低さ』あるいは『小さな楽園』」について

晴れときどきくもり。夜風が冷たい。 池上彰「これが日本の民主主義」を読む。 安保・TPP・原発・税・メディアについて。 わが国の「歴史」を知った上で考えようと。 巻末には歴代総理の「通信簿」なども。 タイトルの圧倒的な「皮肉」を噛みしめたいもの。 …

「性のややこしさと『ガス抜き』しなければならない環境への自覚あるいは『地味なゲリラ』になること」について

晴れ。おだやか。 榎本稔編著「性依存症のリアル」を読む。 痴漢・露出・ストーカー・小児性愛・強姦・セックス依存症・盗撮・下着窃盗。 加害者の声が採り上げられているのが珍しい。 それぞれの原因で人はこの種のことに「中毒」する模様。 「認知の歪み」…

「文句はありつつも楽しめる映画といささか問題のある翻訳あるいは自分の『アホさ』の確認」について

晴れ。風もなくおだやか。 今宵も老舗バー。 かつて店に勤めていた男子や昔のお客さんが来店。 こちらは「ブルース・ブラザーズ 2000」などを観ながら過ごす。 アレサ・フランクリンやJBがまだ健在だった頃。 前作に比べればジョン・ベルーシがいない分も含…

「頭に入ってこない読書と『ダレ場』のドラマあるいは若さの勢いを失った映画」について

くもり。今季一番の冷え。 アダム・スミス「道徳感情論(上)」を読む。 ここまで内容が頭に入ってこないのは初めて。 「われわれ」を代表とする「ひらがな」が連発される翻訳のせいかも。 あるいは単にこっちのせい。 とりあえず明日(下)を読んでみること…

「ミミズに関する『斜め読み』と『フォーム』の重要さを教えなかった大人たちがもたらしたもの」について

晴れ。風なくおだやか。 渡辺弘之「ミミズの雑学」を読む。 著者の気合いにいささか圧倒される冒頭。 ただしアルファベットによる学名の羅列は活字の並びとして微妙。 ミミズは「蚯蚓」と書く。 虫偏の横の文字を読むと「丘」と「引」。 敢えて「『岡っ引き…

「記憶があやつれる事実もしくはアメリカの昔の音楽とボブ・ディランあるいはディラン・トーマス」について

晴れ。寒さは思ったほどでもなく。 井ノ口馨「記憶をあやつる」を読む。 マウスのレベルではすでに記憶を作ったり消したりできるらしい。 「トータル・リコール」(’90)の世界もすぐそこまで来ている模様。 「君の記憶はすべて植えつけられたものだ」と言わ…

「男性の貧困あるいは他者を常に身近に置くことの大切さ」について

『くもり。夜にやや冷える。 渋谷智子編著「女って大変。」を読む。 内容を読めばなるほどおっしゃる通りと言うよりない。 みなさんそれぞぞれに「ヘヴィーな環境」を生き抜いて。 おそらく問題はふたつ。 男性が稼いで女性が家事をするという「昭和幻想」と…

「好ましい議論のかたちあるいは上層部と現場の『ズレ』」について

晴れ。本格的な寒さはいまだ。 井上達夫・小林よしのり「ザ・議論」を読む。 「ザ=the」という「定冠詞」にふさわしい内容。 平たく言えば「こういうのが『議論』だ」ということ。 端から相手の言うことに耳を貸す気もなく ひたすら相手を「間違っている」…

「役者不足と大坂の粋(すい)」について

晴れ。寒さはまだそれほどでもなく。 今宵も老舗バー。 客は自分のみ。 仁左衛門、猿之助、玉三郎を観る「歌舞伎講座」など。 歌右衛門以降玉三郎以外に好ましい「女形」はいないそう。 なるほどここでも「人材不足」が。 本切れで小林恭二「心中への招待 華…

「男性原理あるいは好ましいドラマ」について

晴れ。ただし灰色の雲はあり。 ピエール・ブルデュー「男性支配」を読む。 人はすでにある「体制」の中に生まれてくるのだから 育つ過程で無意識に「身に付けてしまったもの」がある。 それが仮に「男性支配的なもの」であっても同様。 さらには「支配されて…

「休日に思い乱れること」について

くもり。夕方にちょいとパラつく。 「残念な叔母」に呼び出されてお付き合い。 いつも通り彼女は自分のことをあれこれしゃべり続け 大してうまくもない肉を食べることに。 途中から「無の世界」に入る。 不思議な感覚にいささか驚く。 柿沼裕朋編「種村季弘…