晴れ。蒸し暑い。
黒川祥子「シングルマザー、その後」を読む。
「昭和の男たち」が仕掛けた「罠」が「男女雇用機会均等法」だったり。
「夫に扶養される妻」という存在を優遇して。
同じ年(1985年)に「労働者派遣法」が出来ていてるのも忘れずに。
夫と「死別」した妻には「遺族年金」が与えられる一方「離別」した妻には何もなく。
さらには「児童扶養手当の減額」があり。
元夫からの「養育費」も保証されず。
「家庭」を維持出来ないのなら何もしてやらないぞと。
「ダメ男」がもたらした現実だというのに。
圧倒的にバカバカしい「歴史」が今も続いていて。
この「理不尽さ」を誰もが知っておきたいもの。
ロバート・アルトマン「イメージズ」(’72)を観る。
本作はわが国では「劇場未公開」だとのこと。
さもありなんと思う内容。
原作を書いたスザンナ・ヨークが主演。
主人公は「夫の浮気」を知らせる電話を受けて。
一度浮かび上がった「疑惑」は「自分の過去」も含めて消せず。
結局「自分という牢獄」の中で完結してしまうお話。
ツトム・ヤマシタの音楽が「雰囲気」を醸し出し。
当時のカンヌで評価されたらしいが「いかにも欧州人が好みそうな」。
もっとも「フィルターバブル」を描いた先駆けだと思えばいいのか。
「他人」を「自分を映す鏡」だと思えないとこうなるということで。
「自分」はそもそも「さほど信用出来ない存在」。
ただしそれを「信じない」とどうしようもないという「矛盾」があり。
おそらく「真っ当な人々」には「同じ環境」があるはず。
出来ればこの種の「歪み」を共有したいところ。