退屈日記

本や映画、ドラマについて

’24 GW1

晴れ。蒸し暑い。

黒川祥子「シングルマザー、その後」を読む。

「昭和の男たち」が仕掛けた「罠」が「男女雇用機会均等法」だったり。
「夫に扶養される妻」という存在を優遇して。

同じ年(1985年)に「労働者派遣法」が出来ていてるのも忘れずに。
夫と「死別」した妻には「遺族年金」が与えられる一方「離別」した妻には何もなく。

さらには「児童扶養手当の減額」があり。
元夫からの「養育費」も保証されず。

「家庭」を維持出来ないのなら何もしてやらないぞと。
「ダメ男」がもたらした現実だというのに。

圧倒的にバカバカしい「歴史」が今も続いていて。
この「理不尽さ」を誰もが知っておきたいもの。

ロバート・アルトマン「イメージズ」(’72)を観る。

本作はわが国では「劇場未公開」だとのこと。
さもありなんと思う内容。

原作を書いたスザンナ・ヨークが主演。
主人公は「夫の浮気」を知らせる電話を受けて。

一度浮かび上がった「疑惑」は「自分の過去」も含めて消せず。
結局「自分という牢獄」の中で完結してしまうお話。

ツトム・ヤマシタの音楽が「雰囲気」を醸し出し。
当時のカンヌで評価されたらしいが「いかにも欧州人が好みそうな」。

もっとも「フィルターバブル」を描いた先駆けだと思えばいいのか。
「他人」を「自分を映す鏡」だと思えないとこうなるということで。

「自分」はそもそも「さほど信用出来ない存在」。
ただしそれを「信じない」とどうしようもないという「矛盾」があり。

おそらく「真っ当な人々」には「同じ環境」があるはず。
出来ればこの種の「歪み」を共有したいところ。