退屈日記

本や映画、ドラマについて

「『昭和双六』の幻想を打ち破る本と見応えのあるドラマを観終わること」について

晴れ。今シーズ初めて上着なしで出かける。

 

山田昌弘「単身リスク 『100年人生』をどう生きるか」を読む。

 

「昭和双六」がまだ続く一方。

それが「幻想」に過ぎないことを説く内容。

 

「単身者」として人生を全うするために必要なものを。

著者は3つ挙げている。

 

①安心して暮らすための「収入(資産)」

②孤独に陥らないための「仲間(友人・パートナー・家族)」

 

③生きる喜びや意味を与えてくれる「生きがい(趣味・仕事)」

ヴィム・ヴェンダース「Perfect Days」(’23)を思い出したり。

 

個人的には③が重要だと思われるものの。

それを可能にする①があるのが前提か。

 

ドラマ「地獄に墜ちるわよ」を観終わる。

 

昨日観た中で青山テルマが浅川マキ版「朝日のあたる家」を歌っていたのが印象的。

彼女の歌の上手さをあらためて。

 

「本域で歌えばわたしが出来る」と言っていたとよた真帆の感想が聞きたいところ。

どうなんでしょうか。

 

繰り返すが「過剰な欠如」は「過剰な充足」を求める。

細木数子の人生はまさにそれを象徴するもので。

 

本作は彼女の過去を描く伊藤沙莉を登場させたのがいいところ。

「戦争もの」で言えば「従軍記者」に当たる存在。

 

ヤクザ生田斗真との関係が趣深く。

三浦透子の「島倉千代子」は本物との違いがむしろ好ましく。

 

「お千代さん」というイメージとは異なる彼女の姿が「リアル」に。

かくも人は「複雑な存在」であるのを忘れずに。

 

余貴美子の「姑ぶり」や。

「本物の占い師」聖瀰玲(ひじり・みれい)の中村優子も同様。

 

全編9話という短さもグッド。

見応えは十分にあったと言っておく。